東洋経済ONLINEに寄稿しました。
「EU崩壊」などは近視眼的な妄想に過ぎない
ヨーロッパは昔からいつもたいへんだった
12月4日、イタリアの国民投票はレンツィ首相(当時、12日にはジェンティローニ氏が外相から首相に就任)にノーを突きつけた。賛成41%、反対59%の大差でレンツィ首相の憲法改正提案を拒否し、首相は辞任した。首相の憲法改正提案に、反EU・脱ユーロを主張するポピュリスト政党「五つ星運動」が激しく反対した。そのためか、わが国では、イタリアの首相敗北はポピュリズム運動の勝利、というような解釈の論調も見受けられる。Brexit(ブレグジット・英国のEUからの離脱)や「トランプ勝利」の連想かもしれない。
だが、よく見てみると、そうでないことが分かる。
(本文より)
ぜひご覧ください。